2011年9月19日月曜日

卒業研究2次

卒研2次発表が、もうすぐにあります。
タイトルを2011年9月25日(日)24:00までに
以下に書き込んで下さい。
工藤:都市部公園のユニバーサルデザイン ~人と自然にやさしい公園~
小林:自然の学び舎 ~非日常体験から学ぶ~
花浦:奥へつながるシェアハウス
福田:新たな国内線国際線港湾ターミナル ~市場一体型ターミナル~
本川:
三浦:母屋と離れがつくる集合住宅
山本:ライフサポートタウン ~高齢者が安心して住める町~
矢幡:都心に位置する寺院の役割とその景観保全に関する研究
波多江:

2011年9月11日日曜日

アイランドティ・ぐりんぐりん  08TA037 工藤翔太

アイランドシティ中央公園にあるぐりんぐりんに見学に行きました。
ぐりんぐりんは花と緑をテーマとする各1000m程度の3つのスペースを兼ね備えていて、それぞれ異なる内部空間、テーマを持っています。3つのうち、北ブロックは広い広場をもつ緑に囲まれたフリースペース、中央ブロックは亜熱帯の植生展示を中心としたスペース、南ブロックはワークショップやガーデニング体験が可能なスペースとなっています。南ブロックでは、色とりどりの草花や果樹などの展示がしてあるほか、大きな水槽には水草や熱帯魚が飼育されており、水生生物の観察も行うことができるスペースとなっています。有料施設からはぐりんぐりんの屋上へ上がる事が可能で、屋上からは公園内は勿論のこと、遠くの山や街や海などが360度の大パノラマで一望できるスペースとなっています。
 北ブロック・フリースペース
中央ブロック・亜熱帯ゾーン
ここでは、亜熱帯地方の蝶が放されていました。森の中を歩いているような感覚で、その中にテーブルと椅子が置いてあり、そこで座って蝶を見ている家族がいてとても楽しそうでした。
ここからは、屋上まで行けることできるスロープがあり、小さな子供達が無邪気に走りまわって遊んでいました。僕もこのスロープを歩いていると楽しい気分になりました。
スロープを歩いていくとドアがあり、そのドアを開けると室内と同じスロープになっていてこの写真のような風景が見えます。このスロープはどこまでつづくのかわくわくしました。
どんどん歩いていくと、屋上になり建物の全体を見渡せます。建物は円形で丘を歩いているような感覚でした。トップライトの幅が大きいため、1階の室内が見えました。
屋上はスロープを歩くだけでなく上の写真のような部分もありほんとに丘にいるような感覚でした。
屋上から眺める周りの風景は池や公園もありとてもきれいでした。
感想
建物が円形だったり、一つのスロープで建物の全体を行くことができ、室内にいるのに外に居るような感覚や丘を歩いているような感覚を感じることができたり、植物園を楽しむことだけでなくこの建物にいるだけでわくわくするような「ぐりんぐりん」はそんな場所でした。自分もこのようなコンセプトで卒業設計に臨んでいるので、今回の見学でとてもいい参考になりました。

見学レポート 07TA090 波多江 健司

グローウェルガーデン(福岡県糸島市志摩稲留5番)

この施設の特徴として、糸島半島の田舎の風景の中にあり、施設で生産された野菜や糸島半島近郊の野菜を使ったカフェやバーベキューハウスなどがある。また、直に土に触れ、楽しく有機農法学べる菜園学校や学びの場でカルチャー教室も開講している。

カフェが道路沿いに面しており、ここから田畑が広がっている景色を眺められるようになっている。
ガーデン内の休憩場所
とても小さなショップ。ここではグローウェルトマトや、
採れたて直送の新鮮野菜、グローウェルおさつポークなど、こだわりの安心食品を販売している。
工芸品を販売しているショップまでの通路
実習畑。ここで区画ごとに農園を貸している。
ハウス内で様々な野菜の苗付けをしている様子。
 今回の見学では、施設内の菜園学校とカルチャー教室で講師をしている方に農業の様々な話を聞けてよかったです。農業をするには採算性を考えてするのか、貸農園などを利用して趣味としてはじめるかによって難しさが変わってくるようです。

見学レポート

08ta084 花浦大地

自分はさくらという宿泊施設にしました。ここはいくつかのログハウスがあります。そのうちのひとつは、温泉や露天風呂のための建物もあります。しかし公共の温泉や露天風呂があるのにもかかわらず、お客さんが寝泊りするログハウスにはすべて温泉がついていました。自分とは逆の発想でおもしろいなと思い、ここを選びました。
























手前側にじゃり道があり、そこを通って車が入ってくるので、
デッキから見えるようになっていました。あえて道沿いにログハウス
を建てて視線や空間を共有させていました。












窓が大きくて開放的でした。山の中に建っていて、すごく落ち着いたところ
だと思っていたら、夜は別のログハウスのお客さんの声が聞こえたりして、
なんとなく人の気配を感じれるようになっていました。











部屋についてる温泉です。公共の温泉よりは小さいですが、プライベート
で使うにはかなり広いなと感じました。










この建物は1階は公共の温泉になっていて、2階はお客さんが泊まっていました。
お風呂場にいるときに上からどんどんという音が聞こえたりして気配を感じれる
ようになっていました。


いくつも温泉があって最初は使わないだろうと思っていましたが、夜はみんなでわいわいするのに公共の方をつかって、朝はゆっくりプライベートで入ったりできるので気分転換になるなと思いました。公共とプライベートな空間がしっかり分けられているのに、人の気配を感じれて安心感もありました。自分の課題にもここで発見したことを参考にして、いいものができるようにしたいと思いました。



2011年9月10日土曜日

門司港レトロ  08TA095 本川雄磨


選んだ理由 
福岡県北九州市門司区にあり、JR門司港駅周辺地域に残る外国貿易で栄えた時代の建造物などを大正レトロ調に整備し直した地域です。比較的、近場ですが今まで行ったことが無かったのと、港を整備し観光スポットとして確立させている点は参考になるのではと考え、門司港レトロを選びました。

特徴
とにかく大正レトロと言うだけあってこのエリアだけ違う雰囲気。JR門司港駅も昔ながらの造りで、港のほうに行くまでの道のりも洋風な建築物が立ち並んでいます。



この地域一帯を整備し直しているので、別世界に行ったような感覚になります。普段とは違う場所というのは人を惹きつける上では大事なものなのかなと。 観光地にするのならば尚更。
船溜まりに着くと、歩行者専用の可動橋・旧門司税関・記念図書館・お土産屋などが船溜まりを中心に配置してあり、とても魅力的な空間になっています。

 可動橋


 船溜まり

○感想

船溜まりを中心にした門司港レトロ。そのような印象を受けました。そして、船溜まりを上手く使って観光スポットにしているなと思いました。船溜まりにイベントスペースがあったり、散策ルートの動線、街並みの作り込み方が徹底していて、ここまでしないと観光スポットにはならないんだなと痛感しました。また、夜景も有名で一つの観光資源となっているので《港》という場所でやれることは全て詰め込んでいるなと思いました。長浜の港でももっと考えれば可能性が一気に広がるなと思ったのと、実際にアイデアも少しずつでてきているので今回の現場見学はとても参考になりました。

見学レポート

長崎港松が枝国際ターミナル        福田貴人

建物を選んだ理由

卒業研究で、博多港国際ターミナルをテーマに選んでいて、アジアの入り口として使われているが、周辺があまりにも閑散として過ぎていると思い海外交流の多い長崎の港を選びました。

建物の概要と注目点

この建物は国際ターミナルでありながら、開放的な室内、客船入港時と客船入港していない時、と2種類の使い方があるところ、周辺景観に配慮された屋上緑化が注目したいところです。

一番注目点は、税関部分です。開放的な室内になっているので、税関としての機能がちゃんとしているのかというところです。

税関として使われるスペースと待合ロービーとの区切りがなく、税関・出入国手続き・入管すべてがみえる造りになっていて驚きました。

客船入港時と客船入港していない時は、イベントホールとして貸し出されていていろいろな催しなんかもあっているそうです。

海側がすべてガラス張りになっていてすごく室内は明るかったです。また天井部分に明り取り用の窓もあり、天井部分には照明器具は見受けられませんでした。

外部空間は誰でも利用が可能で建物の上に登ることもでき、海風がとても気持ちがよっかったです。山からの景観を考えられていて、小高い丘のような建物でした。近くには水辺の森公園があり、周辺景観や環境とのつながりも感じました。

2011年9月8日木曜日

見学レポート

芝津の郷  08TA116 山本浩平





建物を選んだ理由
卒業研究で在宅介護と老人ホームの中間となるものを設計したいと考えているのですが、以前シニアタウンである「美奈宜の杜」の見学をした際に一度療養型の老人ホームも見た方がよいと思ったため普通の老人ホームやケアホームではなく住宅型の老人ホームである「芝津の郷」を見学しに行こうと思いました。



施設概要と注目点
芝津の郷は下曽根にある天然温泉付住宅型老人ホームで個室60戸となっています。
現在は55戸が利用されており家族の行き来も人にもよりますが割と来られているそうです。
また施設にはデイサービス、ヘルパーステーション、ケアプランセンターが併設してあります。
この施設は私が設計対象にしている健常者~軽度障害者ではなく中度障害者~重度障害者を対象にした療養型の施設です。
自然・地域・人とのかかわり方に注目したいと思います。




立地場所はとても自然に囲まれた所でした。
前に見学した「美奈宜の杜」もそうでしたが、やはり通常のグループホームや老人ホームと違ってシニアタウンや療養型の施設は街中に立地するのではなく街から少し離れた自然の多い場所に立地している事が多いと感じました。




通路幅は車いす同士がすれ違う事が出来るよう広めの幅員になっていました。
また各部屋には風呂がなく各階に大浴場が設置されていて入居者の方は職員の方同伴で毎日利用しているそうです。そのため、緊急時の対応や処置をすぐ行えるよう緊急時コールボタンがいたる所に設置してありました。(浴室、浴室内トイレ、脱衣所等)
また、大浴場にする事で個々で入浴するよりも入居者同士の関わりが深くなるそうです。
ガラス越しに見える和の庭園が浴室に美しく入り込んで来ていたのが印象的でした。




施設内の扉は基本的に引き戸となっており、上吊り戸になっていました。
上吊り戸にする事で小さな段差さえも軽減する事が出来、すり足での歩行も可能となっていました。
たとえ小さな段差だとしても転倒やつまずきの危険を及ぼす原因になるので徹底してありました。大広間や食堂では壁で仕切るのではなく床のカーペットの色や模様を変える事で空間の仕切りを演出してありました。





入居者の部屋ではその人によって障害レベルが違うため利き手側や片麻痺がある人に対しては健側に手すりが来るように部屋の配置がしてありました。
それと同時に緊急時コールボタンを押し易い向き・位置に設置してありました。
ベッドの横には家族の面会に対して布団一枚程度敷くスペースはありましたが、少し狭く感じました。療養型では十分なスペースだと思いますが、私の研究テーマの健常者~軽度障害者の方にはよりプライベートとパブリックなスペースの確保・そして個々の自立を尊重した都市計画が必要になると思いました。


感想
今回は療養型という中度~重度障害の方の施設を見学させて頂いたのですが、普段なかなか行く場所ではないので深く感じる部分がありました。また空間として工夫してある所が多くとても勉強になりました。各部屋はプライベート空間となっていましたが、食事や入浴は人との関わりを大切にした空間となっていたため空間の仕切りを壁でなく床の色にしてあった所にはバリアフリーの実現と対話しやすい空間としての2つの意味がなされていて素晴らしいと思いました。
実際に見学している最中も入居者同士、職員との対話、そして私のような来客者とも関わる事の出来る空間であったのは間違いありません。
どうしても壁や柱で間仕切ってしまいがちですが、今回のような仕切り方も1つの方法だと思いました。私の研究テーマは健常者~軽度障害者を対象にしているため自立という面ではより大きな課題となってくると思いますが、今回の見学で学んだ事を含め今度の卒業研究を進めていきたいと思います。
そして家族や親族の行き来がより頻繁に行われる空間に出来るよう研究していきたいです。

2011年9月7日水曜日

見学レポート

桂離宮
080TA45 小林 彰太

選んだ理由
私は卒業研究に回遊式を取り入れたいと考えています。そこで、回遊式庭園として有名な京都にあるこの桂離宮を選びました。

庭園の概要と注目点
総面積は東京ドームの1.5倍と同じ回遊式庭園で有名な修学院離宮よりは狭いです。この狭い敷地でどのような世界を創るのか注目したいです。
また、州浜や入江、築山がどんな四季を映し出し自然を感じるのかなどに注目したいです。

御幸門













                  ここは正門である「表門」の次にある門で上皇など、身分の高い人をお迎えするときに使われるとこです。この表門と御幸門の間にある道には遠近法が使用されています。御幸門の方に向かうにつれて道幅が広くなっています。これは、行きは広く近い感じがし、帰りはこんなに遠かったっけ?と感じます。


州浜














                 灯籠を岬の灯台に見立て、中島と石橋のつながりを天橋立に見立てています。置かれている灯籠や植えられている樹木の大きさが絶妙なバランスをとっていて、勝手に想像させられてしまします。

賞花亭


















                                松琴亭から賞花亭に行くまでに山道をイメージした小高い丘を登っていく。周りの景色は木でシャットダウンされ、狭い道を進んだ先に賞花亭がある。ここは苑内で最も高い位置にあり、辺りを一望できる。写真にある竹の格子はどことなく涼しいイメージがある。


月見台















                 月を観賞するためだけの月見台です。ここは苑内の主要な景観が一望できる場所でありシンプルで実に贅沢な感じがしました。

感想
玄関からそうですが、遠近法や物のサイズ、景色の入れ替わりなど実際の敷地より広く感じる工夫がいくつもあり、最初から最後までまったくあきませんでした。
今まで見たことのない高い次元の建築を見れてよかったと思います。