2010年4月14日水曜日

14人の現代建築家たち(前半)by松隈

第1回自主研究会で見た「14人の現代建築家たち」の報告です。(前半)

内藤 廣氏
若者には、チャレンジ積極性が必要。ただただカラーの世界を見るのではなく、白黒の世界に目を向ける。そこからカラーからは見えてこないエネルギー、空気などが伝わってくる。

伊東 豊雄氏
身体にはプリミティブとバーチャルな物がある。
師匠の菊竹氏は「デザインは一瞬で出来るもの。」友人のデザイナーは「水で世界は繋がっている。」と説いた。
これらの言葉が彼の設計ではとても大事になっている。

原 広司氏
科学と芸術を統一するという事から建築家になることを決意した。
日本人はシンプルな美学から建築を捉えていて、そのような思考がない海外から日本人への依頼が来る。
京都駅→京都の歴史の門、建物全体は、一つの広場と位置付ける。
世界中の集落について研究を重ね、イエメンの集落を調査した時、若者が調査を理解し、共感してくれた事で、建物のアクティビティがわかった。

妹島 和世氏
小笠原資料館(長野)→もとは城があり、その一部は重要文化財として残っている。
敷地の形はそのままに建物を持ち上げ、自然の一部のような抽象的な建物を作り上げた。 

西沢 立衛氏
Studyする時、建物が立ち上がり、出来た時が好き。
欠かせないもの物→マットレス、スーツケース、本、大きなランプ。
国際的な繋がりが大きい程、それぞれ各国の地域性がはっきり出てくる。

黒川 紀章氏
大阪国際会議場→狭い敷地に串刺ししたような重箱の形。広場には大木があり、緑を感じる事ができる。ホールの壁には折り紙構造を使用し、素材は木材でできている。
共生都市こそが21世紀の日本の在り方。

磯崎 新氏
水戸芸術館→水の入口、水門
音と音の間の間は重要。間は聞くことも、見ることも出来ないが感じる事が出来る。そこが重要。
空間は中に入り体感しなければ意味がない。
  

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