2010年8月5日木曜日

川棚温泉交流センターを見学して(藤本)

  隈研吾の作品下関市にある川棚温泉交流センターに見学に行った。行く前にネットで画像などを調べていると、民家の建ち並ぶのどかな風景の中にいきなりコンクリートの建物が建てられ、その外壁は、てかりが見え形もかくかくしていて、周辺地域とは合わないのでは無いのかと考えていた。
しかし、実際に見に行くと思っていたほど違和感を感じることはなかった。むしろ調和しているように感じた。こういう風に感じれたのは奥に見える山並みと、この建物の輪郭とが一体化しているからではないかと推察する。そのほかにも時間がたったせいかてかりが無くなり枯れた感じがまわりの民家との調和に繋がったのではと考えた。


この建物を見学していると疑問に感じる場所もあった。左の写真の真ん中に階段が見えているが、この階段は地下に進んで行くようにつくられていた。この場所は緩やかだが傾斜地に建てられているので雨の降った日の水はけなどを考えると不便利な入口である。それでもなおつくられたのはなぜか自分には想像もできなかった。

もうひとつこの建物が調和してみえたのは、緩やかな坂の途中に建てられていて入口近くの壁面は緩やかに、奥に行けば行く程急になっているところが、地面とつながっているように感じさせ調和しているようになっているのだろう。





1 件のコメント:

  1. 昨日24日、私も川棚に行って来ました。例の階段、降りると思いもかけない展開がありました!(頴原)

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