2011年7月13日水曜日

富田玲子「学校は暮らしの場」「小さな建築」

09ta086 松尾優樹

Q1富田さんがつくった笠原小学校と白いコンクリート造の一般的な学校とではどちらがよさそうか?

白いコンクリート造の一般的な小学校は、愛着があり、何もないところから子ども達自身でいろいろな遊び方などを発想するので、発想力の成長の面ではよさそう。しかし、機能的な面では笠原小学校の方もよい。という意見がでました。

Q2「空間のあり方」が子どもの生活に影響を及ぼすか?

「兵舎式」よりも「オープン式」の方が社交的な力がよりそなわっていると思うが、教育・礼儀の面から見ると自分の今の立場、相手の立場を考えずに挨拶するのはあまりよくない。
また、空間の影響に気がつかないと空間に圧倒されたり、空間がすごいからと自分がすごい人のように錯覚してしまい大変なことになる可能性もある。
それから、笠原小学校は教室が広いから友達同士のコミュニケーションが不足するような気がするが、隣との席の間隔が遠いのか、近いのかにもよるのであまり関係ない。という意見がでました。

Q3笠原小学校を見学した市町村から富田さん方に設計依頼の話がこないのはどうしてか?しかも、笠原小学校が竣工した後、このような学校ができていないのはどうしてなのか?

①教師の目線から見た場合、目がとどかないところが多いなど不都合なことが多い。
②学校設計第二の目標の地域との連続性との関係の問題で笠原小学校はonlyoneだから。
③依頼したら似たものがつくられそうだから。
④今回はクライアントにめぐまれていた。今回の町長はよく理解してくれていたから。という意見がでました。

他にも笠原小学校は子どもたちの好奇心によくつけこんでいる。また、低・中・高学年にあがると普通は階数が上がるだけだが、笠原小学校の場合別の空間がプレゼントされるというすばらしい点がある。という意見が出ました。

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