2011年8月8日月曜日

見学レポート

東雲キャナルコートCOUDAN              08TA104 三浦修平

建物を選んだ理由

私は卒業研究で、住民同士や地域の方ともコミュニケーションが取れる「開いた住宅」というのをコンセプトの一部に考えており、それと近い考えで建てられているものを探したところ、山本理顕さんが設計された「東雲キャナルコート 1街区」にたどり着きました。

建物の概要と注目点

この建物にはコモンテラスと呼ばれる建物を2層分横から抜いた部分がある、その使われ方、また外部からの見え方を注目したいです。

そして、一番注目しているのがf-ルームなどのガラス張りになっている部分です。f-ルームとは仕事場やショールーム、プライベートギャラリー、工房など多様なことに利用できるスペースです。このスペースは外部から内部が見えるガラス張りになっています。そこを実際に住んでいる人は山本理顕さんが思い描いた通りの形で使っているのか注目したいです。さらに、ガラス張りになっている部分が多いこの集合住宅で住民たちは本当にオープンな暮らしをしているのか見てみたいと思います。



コモンテラス

     






























山本理顕さんが設計された1街区と伊藤豊雄さんが設計された2街区の外観の写真です。1街区の方はランダムにテラスが開けられているのに対して、2街区は建物を斜めに切るようにテラスが開けられています。



f-ルーム


      






























やはり、ガラス張りになっている部屋はカーテンを閉めていることが多いように感じました。しかし、写真には撮れなかったが実際にオフィスとして使っている人も見ることができました。後になって思うのが日射対策でカーテンを閉めている人もいると思います。ベランダを挟まずに部屋があるので直接日光が入る形になり、見学した7月15日にカーテンを開けておくと部屋の温度は非常に高くなると考えられます。なので、カーテンを閉めると言う人もいると思います。カーテンを閉める理由がプライバシーに関すること以外であるのは不本意な感じがします。卒研ではそういった所に注意したいです。



外部空間



     































東雲キャナルコートの中央を通るゆるいS 字の道にはコンビニ、カフェ、保育園、薬局など住民の生活を助けるお店が入っていました。一般的な直線な道と違いS字の道は歩くごとに風景が変わっていき、魅力的でした。2階のデッキには芝生や木が植えられていて緑化されていました。



感想

すべての住居がオープンな生活をしているわけではなかったが、敷地内を歩いていると芝生のところで遊んでいる子供や立ち話をしている主婦の人をよく見かけました。そういった所から、この建物はコミュニケーションを生んでいることが証明されていると思います。



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