桂離宮
080TA45 小林 彰太
選んだ理由
私は卒業研究に回遊式を取り入れたいと考えています。そこで、回遊式庭園として有名な京都にあるこの桂離宮を選びました。
庭園の概要と注目点
総面積は東京ドームの1.5倍と同じ回遊式庭園で有名な修学院離宮よりは狭いです。この狭い敷地でどのような世界を創るのか注目したいです。
また、州浜や入江、築山がどんな四季を映し出し自然を感じるのかなどに注目したいです。
御幸門
ここは正門である「表門」の次にある門で上皇など、身分の高い人をお迎えするときに使われるとこです。この表門と御幸門の間にある道には遠近法が使用されています。御幸門の方に向かうにつれて道幅が広くなっています。これは、行きは広く近い感じがし、帰りはこんなに遠かったっけ?と感じます。
州浜
灯籠を岬の灯台に見立て、中島と石橋のつながりを天橋立に見立てています。置かれている灯籠や植えられている樹木の大きさが絶妙なバランスをとっていて、勝手に想像させられてしまします。
賞花亭
松琴亭から賞花亭に行くまでに山道をイメージした小高い丘を登っていく。周りの景色は木でシャットダウンされ、狭い道を進んだ先に賞花亭がある。ここは苑内で最も高い位置にあり、辺りを一望できる。写真にある竹の格子はどことなく涼しいイメージがある。
月見台
月を観賞するためだけの月見台です。ここは苑内の主要な景観が一望できる場所でありシンプルで実に贅沢な感じがしました。
感想
玄関からそうですが、遠近法や物のサイズ、景色の入れ替わりなど実際の敷地より広く感じる工夫がいくつもあり、最初から最後までまったくあきませんでした。
今まで見たことのない高い次元の建築を見れてよかったと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿