2011年6月9日木曜日

第7回 建築学特論 恋する建築

こんにちは、はじめまして!
頴原研究室3年生の片山裕三です。
今回の特論は中村拓志の「恋する建築」を題材に行いました。

 恋する建築とは人に好きだと言ってもらえるほど親しい関係になれる建物を彼はそう呼んでいます。建物に感情移入し、同時にそこで時を過ごす人のパーソナルな感覚や主観的な感情を大切に設計してきた。
人と建物との濃密なやり取りは、造り手の想像を超えるほどの関係を生む。思いもしないつながりが生れる悦び。それはまさに恋。
 時間を掛け、クライアントのニーズ、場所の個性をとことん突き詰め、距離、質感まで再現し、何十個も作り、空間を検討し、職人、学生と協働して新しい材料、オリジナルのディティールを作っていく。そこまでやって初めて、人は建物に感情移入できる。

 恋する建築を考えるきっかけを作ったHOUSE SHの話でこの特論をしました。現在の建物は建てるというよりは買うという時代ですが、ここまで住人、建物との関係をとことん突き詰めてやってるというのは非常に大切なことなんだと思いました。

 ただ建てるわけではなく、建てた自分も、住む人も愛せる建物を作りたいなと思いました。そのためには、もっともっと修行しなくていけません。ただ漫然と過ごすのではなく、自分が好きなこと、物に対してなぜ好きなのか?
どこが好きなのか?

と客観的に見れるようになろうと思いました。建物、素材、構造だけではなく、建築にこだわらずにもっともっと視野を広げて生活しないとダメですね!
 

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