2011年6月15日水曜日

第8回DVD上映会・討論会 報告

今回の題材は藤本壮介さんのtop runnerを見て建築・住宅をどのような視点から考えているかという藤本さんの発想の秘密というのを学びました。

藤本壮介さんの住宅や建物はどれもすごく楽しさが伝わるような感じがしました。

House Nという住宅は、大きい四角がありその中に入るとまた四角がありまた入るともうひとつ四角があるというような住宅でした。家の中に入ったと思うとそこに木が生えているという庭なのか家の中なのかという外と中とを曖昧にさせるような住宅でした。上を見上げるとたくさんの穴がありそれが少しずれた配置になっています。穴と穴の隙間から光がさしていて木漏れ日のように見えて森の中のような雰囲気がしました。

ぼつにはなってしまった渦巻き状の住宅ではヤドカリの殻からヒントを得て考えたそうです。ヤドカリの住む殻の形の住みやすさ、その快適さ、それぞれが持つ住みやすさや快適さを建築に落とし込めて行けないかと考えながら設計していくそうです。この住宅は奥に進むにつれて公→共→私という風な感じに配置していてドアがない住宅でした。窓というよりも大きな穴がたくさん開いていてそれがイスになったりと面白いなと思った。

あえてちゃんと造らない。住む人がいて完成する。生活に楽しみを持たせる。こんな風に考えて設計をすればもっと楽しくなるんじゃないかと思った。

既成概念に囚われすぎていて面白みがないものを考えてしまっていたのでもっと本質を考えながら設計をしようと思った。

福田貴人

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