2011年6月22日水曜日

第9回DVD上映会・討論会 報告

今回は「高校生講座 ~人と住まい~」というDVDを見ました。
高校生講座という事もあって、あまり小難し内容は無く、どちらかというと住まいとは何か?
というような根本を知るDVDでした。


初めは世界の住まいというテーマを見たのですが、日本の生活からは想像出来ない事に驚きがあったり、800年も同じ住まいをしている町に対してはその伝統的な文化に魅了されたりと、いろんな感情が出てきたような気がします。
また、名前や形は知っていても実際の暮らし方を見たのは初めてという人もいました。実際に自分がホントにこの場所に住めるかというと、みんな言葉が詰まるという結果でした。
ですが、それでいいと僕は思います。住まいというのは周りから認めらた建物ではなく自分自身が認めた建物でいいと思うからです。その中で良いと思った所は素直に認め、吸収していければそれで良いと思いますし、これから設計するにあたって自分の設計した建物を自分が一番大切にしていかないといけないな、とも思いました。

そんな中日本の住まいの特徴とは何か?という議題では、
①住まい方に進化が見られる。
②国内でも北海道と沖縄では住まい方が違うので、多様性のある国。
というような意見が飛び交いました。日本人は相手の思いを敏感に感じる事の出来る人種であるからこそ、このような住まいの変化になってきたのではないかとディスカッションを通して思いました。


そして最後にこれからの住まいに求められるものとは何か?
という少し難しい議題に対して、治安が良くなるような住まいづくりだったり住宅の中での比例関係に着目した住宅、また近隣にどんな人が住んでいるか分からないため、不安に感じる部分が多い。という問題点からこれからは見える住宅が求められているのでは。。。と、いろんな意見が出ました。

今回のDVD討論会は住まいに対して各々感じてる事を話せる良い機会だったと思います。
また、ゲストに江上先生が来て下さい、色んな角度から物事を見られているのに脱帽でした。
その中でも印象的だったのは、通常大企業が中小企業から取り寄せする所をこれからはその逆になれば良いのではないか?という建築業界のこれからの事を考えていらっしゃったので素晴らしいと思いました。

反省点を言うと頴原先生がおっしゃっていたように今回のDVDは集合住宅=日本の伝統
のように少し都会的な部分があったので、考えにくい部分も多々あったと思いました。

                                           08TA116     山本浩平

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